結膜炎で来院される方の中には色々な感染症(細菌感染・ウイルス感染等)の初期症状として結膜炎を認めている場合があり咳に伴う飛沫(唾液)や分泌物で 感染を広げてしまう可能性があります。咳を手でおさえても手に飛沫が付きその手で触った物を他の人が触り口に手がいくと感染・・・ マスクと手洗い消毒 が大切ですよね。
咳エチケットとは、厚労省がインフルエンザの感染拡大を防ぐため呼びかけはじめたものです。もともとアメリカで提唱されていたものですが、新型インフルエンザ対策の中で日本でも取り入れられるようになりました。
- 咳・くしゃみの際にはティッシュなどで口と鼻を押さえ、周りの人から顔をそむける
- 使用後のティッシュは、すぐにふた付きのごみ箱に捨てる
- 症状のある人は、マスクを正しく着用し、感染防止に努める
の3か条を呼びかけるポスターを同省が作製し、全国の保健所に配布しています。
厚労省によると、
●マスクをしないで、咳をすると、目には見えなくても、微小なつばなどのしぶき(飛沫)が周辺2メートル程度に飛び散る
●インフルエンザウイルスは飛まつの中に大量にいて、吸い込むと感染する
●感染拡大を防ぐにはマナーの向上が必要
●ウイルスは極めて小さく、ウイルスだけが空気中を漂っている場合は、マスクをしていても通過する。だが、飛まつの大部分はマスクで防ぐことができる。
とされています。また実際「咳をするけど症状のない人」が感染を広めていることが分かってきています。
ですが「咳エチケット」だけでは実効性が乏しいのが現実です。それでも小さなクリニックの小さな空間では咳エチケットなしでは感染者の拡大につながります。そのためマスク着用にご協力ください。